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IEEE1394用新ファイバ開発
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報道関係各位
平成9年6月30日 
三菱レイヨン株式会社
IEEE1394optical市場に向けた広帯域ホームバス用新ファイバを開発

先月、国際通信標準化団体であるATMフォーラムに於いて、高速・高容量(広帯域)プラスチック光ファイバ(POF)による155MbpsのオフィスLAN伝送標準規格が制定され、当社はそのATM規格に準拠する「エスカメガ」の量産化を発表いたしました。今回これに引き続き家庭内マルチメディア実現のため切り札的存在として注目をあびているIEEE1394に適した広帯域ホームバス用新ファイバーの開発に成功いたしました。

IEEE1394は、パソコンとデジタルAV機器をつなぐ高速シリアルインターフェース規格であり、既にソニーがCOMDEXにて、NECがWinHECにて伝送距離を現状4.5m(銅線)から大幅に伸ばしたIEEE1394POF伝送システムを動態展示して高い評価を得ております。国内でも多くのIEEE1394に関連する会議で紹介され、POFの規格化検討が本格化しつつあります。

当社は、上記の市場動向を踏まえ将来POFが一般家庭内で広範囲に普及するためには、IEEE1394 400Mbpsに対応でき敷設実用性能にも優れた新しいPOFが不可欠であると判断して開発を進めて参りましたが、既に事業化しておりますプラスチックロッドレンズの技術を応用したことから、非常に短期間に開発成功に至りました。
    広帯域ホームバス用新POFの基本特性
    構造
    (完全ポリマータイプ)
    ファイバー径:1.0mm、コード径:2.2mm
    伝送損失(650nm単色平行光)
    150〜200dB/km
    最大伝送距離
    50〜100m
    適用可能な伝送速度
    〜1Gbps

この度の新しいファイバは、一般の家庭で将来必要な帯域(400Mbps)を超える帯域を持っており、将来の帯域需要の拡大にたいしても、充分に余裕をもって対応できます。また、ATMフォーラムで標準化された「エスカメガ」に対し上位互換であり、現在各社にて続々と開発されつつある広帯域のPOF用光リンクや光コネクタも使用可能であります。取り扱い性や加工性の良さについても、従来のPOFの長所をそのまま受け継いでおり、非常に優れた特性を有するものです。

現在新ファイバは開発途上でありますが、同じ帯域をもつ他のメディアに対し、充分に安価な価格で対応させて頂けると確信しています。現在既にいくつかの規格化団体(IEEE1394、VESA,DAVICなど)により規格化を前提とした仕様公開のご依頼を頂いており、夏以降、順次公開させて頂く予定であります。また、ユーザー様へのサンプルのご用意は、秋頃を予定しています。国内においては、7月15日より幕張メッセで開催されるインターオプト'97に出展を予定しています。

この度の新ファイバにより、次世代の家電やパソコンの標準インターフェイスとして注目されているIEEE1394の伝送距離を飛躍的に延長できることから、近い将来家庭内に引き込まれるB-ISDNやCATV・CS等と、種々の情報家電をネットワークで結ぶ広帯域ホームバスの実現が加速されるものとシステムメーカーから大きな期待を寄せられています。今後三菱レイヨンは、多くのPOFを支持頂いている企業と連携し、新しいPOFによる広帯域のホームバスの実現を目指す所存であります。
     以上
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