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プラスチック光ファイバの基礎知識(その4)
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光ファイバの構造
    前のページでご説明させていただいた原理は、いわいるSI(ステップインデックス)型と呼ばれる構造の原理です。
    当社も含め、ほとんどのPOFが採用している方式です。
    一方、電話線等で使用されている石英ファイバは、伝送容量をあげるため、GI(グレーテッドインデックス)型と呼ばれるものがあります。
    この構造は、光ファイバの中心に向かうに従い、連続的に屈折率を高くしていく構造になっています。先ほどの反射の原理ではなく、屈折の原理を使っています。
    これは、光が水面で屈折したために起こっていることなのですが、この原理を利用して連続的に光の軌道を変えることで中に閉じこめているのがGI型ファイバです。
    このタイプの構造は、高速大容量伝送向けに適しています。
    POFでも唯一製品化されているGI型ファイバが、当社のエスカギガです。

    また、これら2つの原理を両方使って伝送しようというファイバがマルチステップ構造のファイバです。名前のとおり、ステップインデックス(SI型のS)がマルチになった構造です。
    基本原理はSI型ですが、中は多段で屈折率が変わるため、そこで光の軌跡を内側に変更することも合わせて行っています。
    この構造は、比較的単純に帯域を上げることができるとして、1999年、三菱レイヨンが「エスカミウ」という商品名ではじめて実現、実証しました。

    POFは民生用ファイバとして、リーズナブルな価格であることが常に求められていますので、マルチステップ型の構造は、GI型に比べて遙かに容易に大量生産できる構造となっています。また必要な帯域によって、ステップの数を変えることで容易に対応できるため、将来においても大容量化が容易であるというメリットがあります。

    当社がホームネットワークのバックボーンに、GI構造で最も伝送容量のあるのエスカギガではなく、エスカミウを提案しているのは、エスカミウが一定の要求帯域を満たしているだけでなく、マルチステップ型の優れた生産性、コストパフォーマンスが、家庭で使っていただく上で最も重要なファクターであると考えたからです。


    <ご注意>
      このページの解説中、わかりやすくするために、「空気中から水中を見たとき」と解説させていただきました。本来のファイバの原理は、屈折率がより高い「水中(1.3)から空気中(1.0)」がより近い表現になりますが、一般的に経験されることが少ないため、あえてそのようなたとえとさせていただきました。

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